(歯医者さんnet)
虫歯は、口の中にいる細菌(ストレプトコッカス・ミュータンス)が糖から酸を産生して、その酸によって歯質が溶かされる病気です。歯の表面のエナメル質の部分が白くなる程度の虫歯ならフッ素塗布や歯みがきなどで回復することもありますが、象牙質まで進み見た目が黒くなった虫歯は自然治癒することはありません。虫歯が神経まで進むと、神経の治療をするので治るまで時間がかかり、神経を取った歯は、もろくなります。歯がズキズキ痛む場合は虫歯が神経まで進行している場合が多いので、できるだけ早いうちの治療をおすすめします。痛くなくても半年に1度は、歯科医院で定期検診を受けると、自分では気づかない小さな虫歯の早期発見ができて、簡単に治すことができます。
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冷たいものや熱いものを口に含んだ時や歯磨きの時など、様々な刺激が歯の神経に伝わり、しみるような一過性の痛みを感じることがあります。
これを「知覚過敏」といいます。
▼知覚過敏の原因
冷たいものを口にしたときに歯がしみる、これは知覚過敏の代表的な症状です。しかしその原因について一般的にあまり知られていません。
実は、身近な生活の中にもその原因が潜んでいるのです。
例えばストレスの多い現代の生活。気がつくと歯を強く噛みしめているときはありませんか?かみ合わせや歯ぎしり等で歯の一部に負荷がかかる状態が続くと、表面を覆っているエナメル質に細かいヒビが入ることがあります。
また、プラーク(細菌のかたまり)が原因で起こる虫歯や歯周病等により歯ぐきの位置が下がったり、また最近では過度のホワイトニングにより知覚過敏の症状がでるケースも出てきています。
知覚過敏の治療法には、しみるのを防ぐ薬をぬったり、詰め物を詰めて刺激が伝わるのを防ぐ方法があります。
<薬を塗る>
歯の象牙質に薬を塗って、刺激が伝わりにくいようにします。
歯磨き治療を合わせると効果が表れます。
<詰め物を詰める >
歯の表面が削れていたり、損傷が大きくなって刺激が伝わりやすくなっている場合は詰め物で埋めて刺激が伝わるのを防ぎます。
< 歯の神経を抜く(抜髄)>
知覚過敏が重症の場合は歯の神経を抜きます。しかし歯の神経を抜くと歯はもろくなってしまうため、最終手段として用いられます。
<その他>
イオンを導入したり、レーザー治療で歯垢をためにくくして知覚過敏を予防するといった治療法もあります。
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歯周病とは歯周病菌により顎の骨が溶かされる病気で一般的に「歯槽膿漏」と呼ばれています。初期状態では歯ぐきに炎症が起こり、腫れたり出血したりします。悪化すると膿みが出てきて顎骨が溶けていき、歯を支えてる組織が破壊され、最終的には歯が抜けてしまいます。歯周病はかなり進行しないと症状が出てこないので、早いうちの治療が大切です。
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親知らずとは、第2大臼歯の後ろ側にはえてくる歯です。一番最後にはえてくるため、はえる場所がのこされていない場合が多く、骨の中に埋まったまま出てこなかったり、斜めになってはえてきたり、正常にはえてくることは少ないです。
◇親知らずは抜いた方がいいの?
特に斜めにはえている親知らずや、はえかけで半分歯ぐきがかぶさっている親知らずは、歯ブラシが届かず汚れがたまり、汚れが原因で歯ぐきが腫れたり虫歯になりやすいので、抜いてしまった方が良い場合があります。
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顎関節症は、20歳代の女性に多くみられます。あごを動かすと顎関節が痛んだり、雑音がしたり、顎関節周囲の筋肉や靱帯の圧痛など、あごの運動異常を主症状とし、重症になると開口障害や咀嚼障害をひきおこし、首や肩がこったり、腕に症状の出ることもあります。
◇顎関節症の原因
ほとんどの場合、過度の開口(あくびなど)や、硬いものをかんだことがきっかけで発症しますが、真の原因は、歯のかみあわせの異常によって顎関節(とくに関節円板)が傷ついたり、あごの運動に関与する咀嚼筋の連係に支障をきたすことによります。 また、発症の背景には精神的ストレスからくる顎関節周囲の異常な緊張が関係していることもあります。
◇顎関節症の治療法
全身的療法
内科医、神経科医、整形外科医と相談しながらやります。
歯の型をとったり、レントゲン検査、筋電図をとることもあります
局所療法
テンプレートというマウスピースのようなものを口に装着し、かみ合わせの高さを普段より1センチくらい開くことで顎や頚椎にかかっていた負担を取り除きます。装置は取り外しは自由に行え、昼間も使用しますが、夜寝ているときは必ず装着します。
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